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浦和ルーテル学院

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初等部だより(No.19)をアップロードしました!

2018/11/1

◇6年生 サービスラーニング

 浦和ルーテル学院は、LCMS(米国ミズリー派ルーテル教会)によって1953年に開校されて以来、65年間豊かな祝福を受け続けています。ここまで歩んでこられたことに対する私たちの父なる神さまへの感謝を示すために私達が受けた恵みを他の人と分かち合いたいと思います。聖書は、神から受けた祝福を他の人に向ける時、私たちは主の善さと私たちへの恵みを証することになると言っています。

 2018年度の6年生が行っている「サービスラーニング(奉仕活動)」はこの考えから始まっています。「想像してみよう」というテーマのもと、もし自分が「第三世界」の貧困国の子どもだとしたら、一体どのような生活になるのだろうと6年生に考えさせたいと思ったのです。「サービスラーニング」とは、社会的問題に対する行動やアイディアを助長する奉仕活動と教室での学習を結びつけた体験型プログラムです。様々な学習、アクティビティ、奉仕活動を通して、異文化に対する理解を増し加え、同年代の貧しい子ども達のために奉仕活動をしたいという気持ちを高めます。

6年生は貧困の疑似体験に参加し、インドネシアの小さな村の家族として、限られた資源や飲み水に適していない水、乏しい医療や厳しい条件の中で暮らしていることを想像してもらいました。また、6年生の授業では、特別な工作も楽しみました。インドネシアの伝統的なバティーク布を木製のフォト・フレームに貼り、それぞれのご家庭で使っていただける記念品を作りました。

 10月末より5日間。インドネシアのSekolah Lentera Harapan(光と希望の学校)財団のカリキュラム・コーディネーターであるハナ・パラパ先生を本校にお招きしています。パラパ先生には、インドネシアのことやアジアのキリスト教学校との交流について4~6年生を対象にチャペル礼拝でお話をしていただきました。また、このサービスラーニング・プロジェクトの一環として、インドネシアの村のキリスト教学校に、学校用品を寄付することを計画しており、6年生保護者より5万6000円の献金のご協力を賜りました。

ハナ先生を中心に、初等部礼拝委員の子ども達、校長、初等部長、宗教主任とで記念写真

 私たち教師は、6年生の子ども達がこのプロジェクトを通して、飲み水や学校用品、快適な家を持つことが簡単ではない国に住む同年代の子ども達に対して偏見を持たずに心を開いてくれることを、心から願っています。自分達にも何かができるのだということを知り、貧しさについて学びよりよく理解することで、更に成長してほしいと願っています。

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